ユベントスが、スイス代表MFデニス・ザカリア(26)の売却を進めているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。
ボルシアMG時代には最終ラインもこなせる大型プレーメーカーとして多くのビッグクラブから注目されたザカリア。昨年1月にユベントスへ移籍したが、期待に見合う活躍は披露できず、半年後の昨年9月にチェルシーへと1年間のレンタル移籍で放出された。
チェルシーで待っていたのはユベントスでの半年間を凌ぐ苦難の日々。トーマス・トゥヘル元監督、グレアム・ポッター前監督の信頼を最後まで勝ち取れず、2人の指揮官から与えられた公式戦の出場数はわずか10試合だった。
さらに、先月就任したフランク・ランパード暫定監督の下でも出場は1試合のみで、プレミアリーグの直近3試合はメンバー外。首脳陣はザカリアをシーズン後にユベントスへ送り返す方針だとされている。
一方のユベントスもザカリアを来シーズンの構想に含めておらず、今夏中に売却したい考え。しかし、買い手が現れておらず、仲介業者を通じてマルセイユなどの他クラブに売り込んでいるものの、どのクラブも反応は鈍いという。
ほんの数年前までビッグクラブでの活躍間違いなしと言われたザカリアだが、ユベントス移籍後はキャリアが停滞。今夏が岐路となるかもしれない。