2004-05シーズン以来、18年ぶりとなるCLでのミラノ・ダービー。
準々決勝ではナポリを2戦合計スコア2-1で撃破したミランは、攻撃の核であるレオンが負傷欠場。代役には好調のサーレマーケルスを起用した。
一方、インテルはベンフィカを2戦合計スコア5-3で下して準決勝進出。13季ぶりベスト4とした中、現状のベストメンバーを起用。中盤アンカーにはブロゾビッチではなくチャルハノールを起用した。
立ち上がりの主導権争いを経て8分、インテルが先制する。チャルハノールの左CKからカラブリアとのミスマッチを突いたジェコのボレーが決まった。
さらに11分、左サイドを突いたディマルコがクロス。バイタルエリアで受けたムヒタリアンがうまくボックス内に持ち出してシュートを決めきった。
一気にリードを広げて勢い付くインテルは16分、チャルハノールのミドルがポストに直撃。その流れからムヒタリアンがGK強襲のシュートを浴びせた。
早々に2点を追いかける展開となったミランには追い打ち。ベナセルが負傷し、メシアスが投入された。そして31分にはPKを献上しかけるもVARの末、ラウタロがボックス内で倒れたプレーはノーファウル判定に覆り助かった。
しかしハーフタイムにかけてもミランは反撃できず、インテルが2点をリードして前半を終えた。
迎えた後半、前がかるミランは開始4分、ブラヒム・ディアスがコントロールシュートで牽制すれば、51分にはメシアスボックス右からのコントロールシュートでゴールに迫った。
カウンターを狙うインテルは53分に決定機。バストーニの持ち上がりからボックス内のジェコがGKと一対一に。しかしメニャンにセーブされた。
凌いだミランは63分、トナーリのシュートがバーに直撃。攻勢をかけたが、これ以降は重心を下げて対応したインテルがシャットアウト。2点のアドバンテージを持って来週行われる2ndレグに向かうこととなった。