2023年5月14日(日)
13:30キックオフ
アビスパ福岡(7位/18pt) vs サガン鳥栖(15位/11pt)
[ベスト電器スタジアム]
◆サイドが手薄、並びを変えて挑むか【アビスパ福岡】
前節はアウェイでのサンフレッチェ広島戦で3-1と完敗。力の差を見せつけられる形となった。
1つのプレーが大きな物議を醸したことで注目されたが、アグレッシブさ、強度の高さを失ってはいけない。無謀なチャレンジとは別物。福岡がここまで追い求めてきたスタイルが否定された訳ではない。
とはいえチーム事情は悠長なことを言っていられない状況だ。右SBの湯澤聖人は負傷離脱中、左SBの小田逸稀は累積警告で出場停止。チームとしては3バックを敷くより他ない状況だ。
ケガ人が出てもなんとか戦っているが、選手層が厚い訳ではないだけに、戦術を変えて戦うことが得策。対人守備の強い3人を最後尾に揃え、前線は個の力で打開するという形をとりそうだ。
何はともあれ、“九州ダービー”とあっては負けて良いはずはない。勝利のために最善の準備ができるのか。熱く盛り上げるプレーをピッチ上で見せていきたい。
★予想スタメン[3-4-2-1]
GK:村上昌謙
DF:ドウグラス・グローリ、奈良竜樹、三國ケネディエブス
MF:前嶋洋太、重見柾斗、前寛之、田中達也
MF:紺野和也、山岸祐也
FW:ルキアン
監督:長谷部茂利
出場停止:小田逸稀
◆苦手ダービー、払拭なるか【サガン鳥栖】
苦しみ抜いた末に掴んだ今季4勝目。アジア王者・浦和レッズとの一戦での結果は、1つ自信を掴む勝利となったに違いない。
アグレッシブさが売りの鳥栖だが、浦和戦では中2日ということもありプレスの位置を下げることに。相手にボールを“持たせる”形を選び、シュートこそ多く放たれたが結果として無失点に抑えた。
狙い通りの試合運びができたこと、そして勝利を収められたことは大きな自信となるはず。良い形で“九州ダービー”に向かうことができた。
ただ、鳥栖にとって“九州ダービー”は良いものではない。福岡がJ1に復帰してから7度対戦し、わずか1勝。リーグ戦では1度も勝ったことはないという状況であり、そろそろ勝利が欲しいところだ。
福岡との噛み合わせは最悪。それは互いの指揮官も選手も理解しているところ。鳥栖の強みを消しにくる福岡に対し、どういう戦いを見せるか。浦和戦で見せた変化した戦い方を繰り出して、久々の勝利をあげたいところだ。
★予想スタメン[4-2-3-1]
GK:朴一圭
DF:原田亘、田代雅也、山﨑浩介、菊地泰智
MF:河原創、森谷賢太郎
MF:長沼洋一、本田風智、岩崎悠人
FW:小野裕二
監督:川井健太