エバートンが数日中に売りに出されることになるようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じている。
2016年にファルハド・モシリ氏がオーナーとなったエバートン。これまで5億ポンド(約841億2000万円)以上を費やして選手を獲得してきたが、計画性のない強化は実を結ばず、近年は低迷から抜け出せずにいる。
今季も就任2年目を迎えたフランク・ランパード監督の下で開幕から大苦戦。直近8試合未勝利に陥ると、直近のウェストハム戦に敗れ順位が19位まで下降したことを受け、1月23日に同監督を解任。
ショーン・ダイチ新監督就任後も大きく浮上することはできておらず、現在は残留圏内の17位に位置しているが、4pt差の中に4クラブがひしめき合う熾烈な残留争いが繰り広げられている。
2シーズン連続で降格の危機に陥ったクラブに対してファンは不満を爆発させており、スタジアム内外で抗議が頻発。こうした事態を受け、モシリ氏は数カ月前からスタジアムを訪れておらず、一部メディアからはクラブ売却を検討しているとも報じられた。
今回の報道によれば、すでにモシリ氏はクラブの売却に動き出しており、来週中にもアメリカ・マイアミを拠点とする投資会社『777パートナーズ』に6億ポンド(約1030億円)で売り渡されることになりそうだという。
なお、『777パートナーズ』はジェノア(イタリア)をはじめ、ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)、スタンダル・リエージュ(ベルギー)、セビージャ(スペイン)と4クラブの株主を務めている。