シュツットガルトは3日、ブルーノ・ラッバディア監督(57)の解任及び、セバスティアン・ヘーネス氏(40)の新監督招へいを発表した。契約期間は2025年6月30日までとなる。
シュツットガルトには日本代表MF遠藤航、MF原口元気、DF伊藤洋輝のほか、U-21チームにDFチェイス・アンリとDF岡田怜が所属。昨季が劇的な残留を果たしたが、今季も開幕から苦しみ、9試合未勝利というクラブワースト記録を更新していた。
10月半ばに2019年12月からチームを率いていたペッレグリノ・マタラッツォ前監督を解任したクラブは、昨年12月にラッバディア監督を招へい。
当時16位と低迷していたチームの立て直しが期待されたが、就任後はリーグ戦11試合で1勝3分け7敗と立て直しに失敗。最下位まで順位を落としており、1日に行われたウニオン・ベルリン戦での敗戦を受けて更迭を決断した。
後任監督に選ばれたヘーネス氏は、現役引退後に指導者の道へ進み、RBライプツィヒのユースやバイエルンのユースで監督を務め、今シーズンはバイエルンのセカンドチームを指揮。2019-20シーズンにはドイツ3部リーグでバイエルンⅡを率いリーグ優勝を達成した。
その手腕が認められ、2020年7月にホッフェンハイムの監督に就任。1年目は11位でシーズンを終えると、2年目の昨季は2度のリーグ戦4連勝を収めるなど、一時チャンピオンズリーグ出場権が得られる順位にチームを導いた。
しかし、最後の10試合を未勝利で終わり、最終順位を9位で終了。2年連続で結果が残せなかったことで、シーズン終了後に双方合意の下で契約を解除する形で退任。その後はフリーの状態が続いていた。
目次