ミランは20日、セリエA第36節でサンプドリアをホームに迎え、5-1で圧勝した。
前節ターンオーバーを敢行して降格圏のスペツィアに敗れた5位ミラン(勝ち点61)は、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位ラツィオとは4ポイント差に開いた中、4日前のCL準決勝ではインテルの前に敗退。そのミランは現状のベストメンバーで臨んだ。
降格の決まった最下位サンプドリア(勝ち点18)に対し、最前線にジルー、2列目に右からメシアス、ブラヒム・ディアス、レオンと並べたミランが立ち上がりからボールを握ると9分に先制する。
ブラヒム・ディアスの浮き球パスを受けたレオンがボックス左に侵入。冷静にGKとの一対一を制した。
しかし21分に追いつかれる。テオ・エルナンデスがザノーリの突破を許すと、クロスをクアリアレッラに蹴り込まれた。
クアリアレッラの今季初ゴールで試合を振り出しに戻されたミランだったが、すかさず23分に勝ち越し。CKの流れからブラヒム・ディアスのクロスをジルーが頭で流し込んだ。
さらに4分後、トナーリのスルーパスを受けたレオンがボックス内に侵入したところでギュンターに倒された。このPKをジルーが決めドッピエッタとした。
3-1とリードを広げたミランは、ハーフタイムかけては危なげなく時間を消化した。
迎えた後半、63分にミランに4点目。見事なダイレクトパスでの崩しからトナーリのラストパスをブラヒム・ディアスが押し込んだ。
さらに68分、ジルーがミラン加入後、初のトリプレッタを達成する。レオンのクロスをアクロバティックに収めたジルーがゴールへ蹴り込んだ。
5-1としたミランは終盤にかけては流し気味にプレー。圧勝で勝利を取り戻し、CL出場権獲得の望みを繋いでいる。