チェルシーはトッド・ベーリー氏がオーナーに就任。2度の移籍市場で6億ポンド(約1042億円)以上の大金を投じて大量の選手を補強した。
しかし、トーマス・トゥヘル監督を早々に解任すると、ブライトン&ホーヴ・アルビオンからグレアム・ポッター監督を引き抜くことに。それでもチームは好転せず、冬の移籍も効果は見せず、12位で最終節を迎えることに。ボトムハーフ(11位以下)でのシーズン終了が確定しており、大きく期待を裏切る形となった。
補強の方針や監督交代の決断など、様々な面で多くの批判を受けることとなった中、最後はクラブのレジェンドでもあるフランク・ランパード監督が指揮を執ることに。しかし、そのランパード監督を持ってしても崩壊したチームを立て直すことはできなかった。
新監督を探し続けていたチェルシーは、ポチェッティーノ氏が最有力候補とされていた中、どうやら条件面でも合意したという。
移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏はポチェッティーノ氏が契約にサインしたと発表。ロマーノ氏によれば、2週間前には口頭合意していたとのこと。公式発表の準備が整い次第発表されると見られており、来週からは早速指揮を執るものとされている。ちなみに、3年契約を結んだとのことだ。
ファンに大きな失望を与えるシーズンを過ごしたチェルシー。最終節は自分たちがいるべきポジションでシーズンを終えるニューカッスルをホームに迎えての一戦。不甲斐ないシーズンの閉幕で、ファンにお披露目することになるのかもしれない。
ポチェッティーノ氏はこれまでエスパニョール、サウサンプトン、トッテナム、パリ・サンジェルマン(PSG)で指揮。2020-22シーズンにはPSGで国内カップ戦2冠を達成。2021-22シーズンはリーグ・アンを制していたが退任していた。