ミッドウィークに行われたマンチェスター・シティ戦を引き分けに終わり、来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得した6位ブライトン(勝ち点62)は、その試合からスタメンを6人変更。三笘やカイセド、ウェルベックらに代えてファーガソンやマク・アリスター、ウンダブらをスタメンで起用した。
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ出場圏の7位を死守したいアストン・ビラ(勝ち点58)に対し、ブライトンは開始早々にピンチを迎える。4分、左サイドを突破したJ・ラムジーのクロスを中央で収めたベイリーにシュートを許したが、これはクロスバーに救われた。
劣勢の時間が続くブライトンは、8分に先制を許す。ボックス左横でパスを受けたJ・ラムジーがボックス内まで持ち込み折り返すと、中央に走り込んだドウグラス・ルイスがダイレクトシュートをゴール右下に流し込んだ。
先制を許したブライトンだったが、19分にチャンス。中盤からのロングパスで左サイドを抜け出したエンシソがボックス左横でボールを収めると、クロスをGKマルティネスの前に走り込んだウンダブがジャンピングボレーでネットを揺らしたが、VARの末にエンシソの飛び出しがオフサイドとなった。
同点のチャンスを逃すとブライトンは26分に再び失点。中盤でボールをロストすると、こぼれ球に反応したベイリーがワンタッチでDFの裏へスルーパス。これに反応したJ・ラムジーがゴール前まで切り込むと、飛び出したGKを引きつけて折り返すと、最後はワトキンスが無人のゴールに流し込んだ。
2点を追うブライトンは38分、中盤で獲得したFKからグロスがロングパスを供給。ボックス内に抜け出したウンダブが頭でのトラップで相手DFをかわすと、左足でゴールネットにシュートを叩き込んだ。
さらにブライトンは45分にも、左サイドから斜めに切り込んだエンシソのラストパスからボックス内に抜け出したウンダブが決定機を迎えたが、シュートは相手GKのファインセーブに防がれた。
迎えた後半、1点を追うブライトンはフェルトマンを下げてエストゥピニャンを投入。すると55分、左サイド深くまで駆け上がったエストゥピニャンのクロスのこぼれ球をマク・アリスターがペナルティアーク左からダイレクトで狙ったが、これはわずかにゴール左に外れた。
その後は一進一退の展開が続く中、ブライトンは65分にエンシソとウェブスターを下げて三笘とファン・ヘッケを投入。三笘はキレのあるドリブルで何度も相手ボックス内まで侵入するが、相手の体を張った守備の前になかなかフィニッシュまで持ち込めない。
その後も互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、最後までスコアは動かず。ブライトンは今季最終戦を1-2で敗れた。なお、勝利したアストン・ビラは7位でのフィニッシュが確定し、来季のECL出場権を獲得している。