28日、プレミアリーグ最終節が行われ、アーセナルはホームにウォルバーハンプトンを迎えた。
シーズンの284日間を首位で過ごしながら、4月以降に大失速。ケガ人や経験不足を露呈した形となってしまったが、2位が確定。最終節ではホームのサポーターから大きな賛辞が送られる中でプレーした。
試合は今夏の退団も噂されているスイス代表MFグラニト・ジャカが11分、14分と連続ゴール。27分には先日クラブと長期契約を結んだイングランド代表FWブカヨ・サカもゴールを決める。
完全に主導権を握ったアーセナル。後半にはブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが追加点を奪うと、ポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルにも初ゴールが生まれ、5-0で圧勝。今シーズンの締めくくりを最高の形で終えた。
これでアーセナルは勝ち点を84とし、プレミアリーグになってからクラブ3位の成績でフィニッシュ。また、88ゴールは歴代1位という結果となり、優勝を逃したものの充実したシーズンを終えた。
アルテタ監督は、試合後のファン・サポーターからの歓迎を受けてコメント。幸せだと語った。
「私も人間だ。感情はある。彼らが愛をチーム、全ての選手、そしてもちろん私に対して伝えてくれたことは本当に素晴らしかった。今年は本当にエモーショナルなシーズンで、とても特別なシーズンであり、チームはそれにふさわしかった。スタッフも良い形で終わらせることに値し、本当に幸せだ」
また、2位という結果に終わったが、シーズン当初はチャンピオンズリーグ(CL)に戻ることだったと語るアルテタ監督。徐々に自信を掴んだが、この結果は驚いたとし、来シーズンはさらに上を目指すと意気込んだ。
「我々はクラブをチャンピオンズリーグに連れ戻したいと思っていた。それが主な目標だった。そして、既に大きな要求でもあった」
「夏に我々が何かをする前、そして何人かの選手を引き留める前に、チームが正しい方向に進んでいるという感触を日毎に感じ始めたことがあった」
「メンタリティ、エネルギーは良かった。2試合目、3試合目と勝ちはじめ、ある程度確信が芽生え始めた。当然ながら、勝ち点、最多勝利というクラブ史上3番目の記録を達成し、ここで終わるとは予想していなかった」
「たくさんのことがあるが、まだ優勝するためには十分ではないということ。我々はレベルがどこにあるかを理解している。そして、真の本物になりたいと思っている。自分たちに満足する必要はなく、来シーズンもそうしていかなければいけない」