スタッド・ランスは1日、ウィル・スティル監督(30)の続投を発表した。
選手としてのプロキャリアがないスティル監督は、10代後半にして指導者キャリアをスタート。シント=トロイデンやスタンダール・リエージュ、リールセ、ベールスホットと母国クラブでアナリストやスカウト、コーチを歴任。2021年1月にはベールスホットの正指揮官に就任し、28歳でのジュピラー・プロ・リーグでの指揮は史上最年少記録となった。
2021年7月にスタッド・ランスでアシスタントコーチとなると、3カ月でスタンダール・リエージュに復帰。しかし、今シーズンから再びスタッド・ランスに戻ったが、オスカル・ガルシア監督が解任。2022年10月から暫定監督に就任した。
1勝5分け4敗の15位に低迷していた中、暫定体制では2勝3分けと無敗をキープ。その後、リーグ戦17試合、カップ戦2試合でも負けず、公式戦19戦無敗を記録した。
その後、負けが混むこともあった中、11位でシーズンを終えることに。ただ、ファーストチームを指揮する指導者ライセンスがないため、1試合ずつに罰金2万5000ユーロ(約373万円)を払わなければいけなかったが、ライセンス取得も視野に入っているとのことだ。
なお、スティル監督は2025年までの契約。弟のニコラ・スティル氏もアシスタントコーチとして入閣することとなった。