アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスがチェルシー加入からの2カ月間を振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。
カタール・ワールドカップ(W杯)でアルゼンチン代表の優勝に大きく貢献し、自身は最優秀若手選手賞に輝いたエンソ・フェルナンデス。この活躍を受けて数多くのビッグクラブが今冬の獲得に名乗りを上げたなか、最終的にチェルシーへの移籍が決まった。
移籍金はイギリス史上最高額の1億2100万ユーロ(約173億3000万円)とされ、低迷から抜け出せずにいたチェルシーの救世主としてプレミアリーグに見参。だが、主軸としてプレーしながらもチームを浮上させられていないのが現状だ。
クラブ公式サイトのインタビューで加入から現在までの約2カ月間を振り返ったエンソは、今もなおプレミアリーグに適応段階であると認めている。
「ここではゲームのスピードがより速く、よりフィジカルが重要だ。一歩一歩、適応している段階だよ。時間がかかることも織り込み済みだけど、チームメイトとコーチングスタッフのサポートがそれを加速させてくれる」
また、自身のサッカー感にも言及。「常にボールを持ってパスを積み重ねたい。これこそが僕が自分自身を表現する方法だよ。全員でポゼッションし、パスを繋いでゲームを組み立て、スペースを突く。こういったフットボールが大好きだ」と語った。
一方、チェルシーは2日にグレアム・ポッター監督を解任し、現在はフランク・ランパード氏(44)の今季終了までの暫定指揮官就任が目前だと伝えられている。元チェルシーFWのエルナン・クレスポ氏は以前、同胞エンソについて「ランパード氏のような存在になってほしい」と語っていた。
「エンソはクロード・マケレレとランパードを足したような選手。マケレレのように後方で上手くプレーでき、ランパードのようにボックス外から見事なシュートも打て、ゴールの匂いも嗅ぎ分けられる。あらゆる仕事をこなせ、史上最高のMFにだってなれるよ」
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