レアル・マドリーは3日、元ベルギー代表MFエデン・アザール(32)との契約を今シーズン限りで解消することを発表した。
両者の契約は2024年まで残っており、先日にアザールは来シーズンの残留希望を宣言していたが、クラブサイドが今夏の契約解除へ動いていたこともあり、1シーズン前倒しでの契約解消に至った。
2019年7月に鳴り物入りでチェルシーから完全移籍で加入したアザール。1億1500万ユーロ(約173億8000万円)という破格の値段に、大きな期待が寄せられた。
しかし、チェルシーやベルギー代表で見せていた輝きはスペインでは発揮されず。度重なる負傷の影響もあり、ここまで公式戦76試合の出場に終わり、7ゴール12アシストと期待には応えられていない。
今シーズンは大きなケガこそしていないものの、出番はほとんどもらえず。公式戦10試合でわずか392分の出場、1ゴール2アシストに終わっていた。
また、カルロ・アンチェロッティ監督との関係は完全に冷え切っており、ここ最近ではほとんどコミュニケーションを取る機会がなかったことも明らかになっていた。
在籍期間にチャンピオンズリーグやラ・リーガ、クラブ・ワールドカップなど獲得可能なすべてのタイトルを獲得した一方、そのすべてで十分な貢献には至らず。そのため、クラブ最高給を受け取っていたこともあり、多くのマドリディスタの不興を買っていた。
一部ではマドリーとの契約満了をもって2024年に現役引退の可能性も伝えられていた同選手だが、ヨーロッパでのキャリア継続、あるいは中東やアメリカなどでの新たな挑戦を選択するのか…。