チェルシーは5日、エクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェからU-20エクアドル代表MFケンドリー・パエス(16)を完全移籍で獲得することで合意に至ったと発表した。
2007年5月4日生まれのパエスは、18歳の誕生日後に国際移籍が可能となるため、最短での加入は2025-26シーズンとなる。
10代前半から神童と評された177cmのクリエイティブな左利きのMFは、2023年2月に行われた国内リーグのムシュク・ルナ戦でトップチームデビュー。同試合では15歳297日でのプリメーラ・カテゴリア・セリエA最年少デビュー記録に最年少ゴール記録を樹立。今シーズンは公式戦6試合に出場している。
また、飛び級でU-17エクアドル代表デビューを飾ると、現在はアルゼンチンで開催中のFIFA U-20ワールドカップにU-20エクアドル代表の一員として参戦。チームはラウンド16敗退となったものの、4試合すべてに出場し、1ゴール3アシストの数字を残していた。
トップ下やインサイドハーフを主戦場に、卓越した左足のテクニックと創造性を最大の持ち味とするボールプレーヤー。マイボール時の姿勢の良さ、視野の広さが驚異的で、複数のDFに囲まれながらも、まるでノンプレッシャーのような感覚でドリブル、パスで局面を打開する。さらに、ラストパスや正確なプレースキックで決定機を生み出す。
なお、イギリスの報道では移籍金は多くのアドオンを含む総額2000万ユーロ(約29億9000万円)程度になる模様だ。