チェルシーのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン(33)に、中東行きの可能性があるようだ。
これまでドルトムントやアーセナル、バルセロナで活躍してきたオーバメヤン。昨夏に恩師であるトーマス・トゥヘル監督(現バイエルン監督)の誘いを受けチェルシーに加入したが、直後に指揮官が解任された影響もあり、今シーズンのプレミアリーグ先発は5試合にとどまるなど不本意な1年を送った。
こうした状況からオーバメヤンのチェルシー退団は確実視されているが、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、現在サウジアラビアのアル・アハリとアル・シャバブが選手に接触しているとのことだ。
両クラブの所属するサウジ・プロフェッショナルリーグには、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの所属するアル・ナスルや、元フランス代表FWカリム・ベンゼマの獲得に迫るアル・イテハドがおり、オーバメヤンがこうしたスターたちと肩を並べる可能性がある。
ただし、先月ガボン代表への復帰を発表したオーバメヤンは、今冬の移籍市場でメジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルスFC(LAFC)からオファーがあったものの、欧州リーグでのプレーを望み拒否。そこから気持ちに変化がない場合、中東行きを断るかもしれない。