首位のFC町田ゼルビアはリーグ戦4試合ぶりとなる町田GIONスタジアムでのゲームで、4位のV・ファーレン長崎を退けた。
30分にミッチェル・デュークが技ありの一撃で先制点を奪うと、43分にはエリキが追加点を奪取。後半にも両外国籍選手がともにネットを揺らし、今季最多となる4得点を奪うと、PKで1点を返された後にはカルロス・グティエレスの投入で守備意識を再び高める徹底ぶりで、首位を堅持している。
水曜日の天皇杯ではヴェルスパ大分に金星を献上した2位の大分トリニータは、藤本一輝のゴールで9位のザスパクサツ群馬を下し、リーグ戦2連勝。群馬は4試合未勝利となった。
3位・東京ヴェルディは8位・ファジアーノ岡山と顔を合わせ、後半アディショナルタイムの劇的ゴールで逆転勝ち。1-1で迎えた試合最終盤、数的優位に乗じて猛攻を仕掛けると、追加タイム7分にFKから山越康平が値千金の決勝ヘッドを沈めた。
5位・ヴァンフォーレ甲府は20位・レノファ山口FCを4-0で粉砕。フアン・エスナイデル監督の初陣となった山口は57分の退場が響き、以降に失点がかさんでしまった。
勝ち点「30」で並ぶ6位・ジュビロ磐田と7位・ベガルタ仙台の一戦は、途中出場・後藤啓介のゴールなどでアウェイの磐田が3-2で勝利。こちらも順位隣接のチーム同士、10位の清水エスパルスと11位のロアッソ熊本のゲームは、82分のカルリーニョス・ジュニオの決勝点で清水が制した。
リーグ戦4試合未勝利の12位・ブラウブリッツ秋田は、こちらも4戦勝利なしの17位・ツエーゲン金沢とゴールレスドロー。4連勝中の波に乗る13位・モンテディオ山形は、21位・いわきFCを本拠地に迎え、加藤大樹の2得点などで3-0の快勝。連勝を「5」に伸ばした。
19位・水戸ホーリーホックは15位・ジェフユナイテッド千葉に小原基樹のゴールなどで4点を挙げ、ホームで逆転勝ち。千葉は3連勝のち3連敗となった。
勝ち点「20」同士、18位・徳島ヴォルティスと16位・栃木SCの一戦は、徳島がチームトップスコアラー・森海渡の今季8ゴール目を守り抜いて1-0で辛勝。栃木は3試合ぶりの黒星を喫している。
天皇杯2回戦では千葉を相手に勝利を飾った最下位の大宮アルディージャだったが、この日は14位・藤枝MYFCの前に敗戦。3点のビハインドから2点を返す追い上げを見せたが、リーグ戦では12試合勝利から遠ざかることとなった。
◆J2 第20節
ベガルタ仙台 2-3 ジュビロ磐田
ブラウブリッツ秋田 0-0 ツエーゲン金沢
モンテディオ山形 3-0 いわきFC
FC町田ゼルビア 4-1 V・ファーレン長崎
水戸ホーリーホック 4-1 ジェフユナイテッド千葉
ヴァンフォーレ甲府 4-0 レノファ山口FC
徳島ヴォルティス 1-0 栃木SC
ザスパクサツ群馬 0-1 大分トリニータ
大宮アルディージャ 2-3 藤枝MYFC
ファジアーノ岡山 1-2 東京ヴェルディ
ロアッソ熊本 0-1 清水エスパルス