アメリカサッカー連盟(USSF)は16日、グレッグ・バーホルター監督の再任を発表した。契約期間は2026年までとなる。
現役時代もアメリカ代表としてプレーしたバーホルター氏は、2018年12月にアメリカ代表監督に就任。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)でもアメリカを指揮し、ベスト16の成績を残していた。
しかし、そのW杯期間中にMFジョバンニ・レイナの母親が、30年前の1992年に現在の奥さんで当時のガールフレンドだったロザリンドさんとバーホルター氏の間で起きた暴行事件を告発。
2人はその後に和解し結婚生活も25年送るなど問題は解決しているが、バーホルター氏とロザリンドさんは過去の暴行についての共同声明を発表。USSFも第三者による調査を実施。
その調査の結果を受け、USSFは「彼を雇うことに法的な障害はないという調査の結果を考えると、グレッグ・バーホルター氏は引き続き男子代表チームの監督を務める候補者となる」と、問題視せずに監督を再び務める可能性があるとの声明を発表していた。
なお、アメリカ代表監督の再任が決まったバーホルター監督は、公式サイトで以下のようにコメントしている。
「マット(・クロッカーSD)をはじめ、アメリカサッカー連盟全体が私を信頼してくれたことに感謝したい。ワールドカップでの成果をさらに発展させ、我が国のサッカー界にとってエキサイティングな時間に貢献する機会を得られたことに感謝している」
「選手とスタッフの全員が、フィールドの内外で我々のアイデンティティを確立するために信じられないほど努力を積み重ねてきた。我々は、ファンと私たちの国を誇りに思えるように、共に歩んでいけることを楽しみにしているよ」