ユリアン・ナーゲルスマン氏(35)の招へいに失敗したパリ・サンジェルマン(PSG)は、ボローニャのチアゴ・モッタ監督(40)に新たに照準を定めたようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。
今季はクリストフ・ガルティエ監督を指揮官に据え、リーグ・アン2連覇を達成したPSG。しかし、チャンピオンズリーグでは2年連続のベスト16止まりとなり、クープ・ドゥ・フランスのタイトルも獲得できず。ガルティエ監督との契約はあと1年残っているが、契約解除が間近とみられている。
PSGはガルティエ監督の後任として、シーズン途中までバイエルンを率いていたナーゲルスマン氏を考えていた。しかし、フランス『レキップ』は、ナーゲルスマン氏のPSG指揮官就任の可能性がほぼなくなったと報じている。
これにより、PSGは第二候補との交渉に集中することになるようで、来週中には新指揮官を確定させたいと考えているとのこと。第二候補の名前は明らかになっていなかったが、スペイン『Relevo』が、現ボローニャ指揮官モッタ監督の名前を挙げているようだ。
モッタ監督は現役時代の2012年1月にインテルからPSGへと移籍し、現役を引退した2018年夏まで、約6シーズン半にわたってこのチームでプレーした。
その後、PSGのU-19チームで指導者としてのキャリアを歩み始めると、ジェノアやスペツィアで監督を経験。今季はボローニャの指揮官に就任し、チームをセリエA9位フィニッシュに導いた。
ボローニャとモッタ監督の契約は2024年6月までとなっているが、ボローニャはモッタ監督に今夏退団の可能性があることを理解しているという。