ルカクのハットトリックでユーロ予選の初戦を勝利した2位のベルギーは、ルカク、カラスコを2トップに据えた[4-4-2]の布陣を採用。中盤が右からルケバキオ、ティーレマンス、マンガラ、ドクと並べ、最終ラインはカスターニュ、ファエス、デンドンケル、テアテを起用した。
一方、予選2連勝でグループ首位に立つオーストリアは、アラバやバウムガルトナー、ヴィマーら主力が順当に先発し、2トップにアルナウトビッチとグレゴリッチュを据えた[4-4-2]の布陣で試合に臨んだ。
立ち上がりから一進一退の展開が続く中、徐々にボールの主導権争いで上回るベルギーは両サイドのドクとルケバキオを経由し攻撃を組み立てるが、オーストリアの守備網を突破することができず。決定機のないまま時間が経過する。
すると22分、オーストリアがセットプレーからスコアを動かす。ヴィマーの右CKをファーサイドのグレゴリッチュが左足で合わせると、マンガラにディフレクトしたボールがゴール左に突き刺さった。
先制を許したベルギーは41分、ティーレマンスのロングパスをに反応したルケバキオがボックス右から侵入。カットインから左足を振り抜いたが、シュートはゴール右に外れた。
迎えた後半、先にスコアを動かしたのはベルギーだった。62分、右サイドから仕掛けたルケバキオのパスをボックス右手前で受けたルカクがペナルティアーク右まで切り込み左足一閃。鋭いシュートがゴール左隅に突き刺さった。
追いつかれたオーストリアは67分、左サイドから仕掛けたムウェネの横パスを受けたザビッツァーがペナルティアーク左からシュートを放ったが、これはわずかにゴール右に逸れた。
その後は互いに選手を入れ替えながら勝ち越しゴールを目指すが、最後までゴールは生まれず。試合は1-1の引き分けで終わった。