準決勝でクロアチア代表に延長戦の末敗れたオランダは、クロアチア戦のスタメンからコープマイネルスに代えてラングのみを変更。ガクポ、マレン、ラングの3トップとする[4-3-3]で臨んだ。
一方、スペイン代表に敗れたイタリアは、スペイン戦のスタメンから7選手を変更。レテギ、ラスパドーリ、ニョントの3トップとする[4-3-3]で臨んだ。
オープンな展開で立ち上がった中、6分にイタリアが先制する。サイド攻撃で揺さぶった流れから、ラスパドーリのヒールパスを受けたボックス左のディマルコがダイレクトでゴールへ蹴り込んだ。
失点したオランダが前がかり、押し込む展開を作るも、20分にイタリアが加点する。ディマルコが左サイドのスペースを突いた流れから、ニョントのシュートのルーズボールをフラッテージが押し込んだ。
2点を追う展開となったオランダがハーフタイムにかけても押し込んだ中、40分に好機。シャビ・シモンズのパスをボックス左で受けたガクポがGKと一対一となるも、シュートを決めきることができなかった。
迎えた後半、3選手を交代したオランダはF・デ・ヨングをセンターバックに配置。最前線にはヴェグホルストを据えた。そのオランダが後半も押し込む展開で推移していったが、好機を生み出すには至らない。
そんな中68分、後半から出場のベルフワインが1点差に詰め寄るゴールを挙げる。
だが72分、イタリアがすかさず突き放す。10分前に投入されていたキエーザがボックス左に侵入して縦に仕掛けシュートを決めきった。
再び2点を追う展開となったオランダは82分にFKの流れからヴェグホルストがネットを揺らすも、VARの末にオフサイドとなりノーゴールに。
90分にワイナルドゥムが1点差に詰め寄るゴールを挙げたオランダだったが、9分の追加タイムを凌いだイタリアが3-2で逃げ切り。3位となっている。