一方、例年以上に動きが早い新戦力補強ではミランからレンタルバックのMFブラヒム・ディアス、買い戻しオプションを行使してラージョから呼び戻したDFフラン・ガルシアに加え、今夏の移籍市場の注目株だったドルトムントのMFジュード・ベリンガムを1億ユーロ超えの移籍金で確保。また、レアル・マドリー・カスティージャでプレーするFWアルバロ・ロドリゲスのトップチーム昇格も既定路線となっている。
DFナチョ・フェルナンデスとMFダニ・セバージョスとの契約延長も決定的となり、概ね陣容が整ったものの、ラ・リーガとチャンピオンズリーグのタイトル奪還を目指す新シーズンに向けて、マドリディスタとしてはさらなる補強を期待する声も多く挙がっている。
そういった中、フロレンティーノ・ペレス会長が今夏の補強に関する注目の発言を行ったようだ。
スペイン『マルカ』など複数メディアが伝えるところによれば、ペレス会長は今週末にプライベートでマドリーファンと交流の場を持ったという。その際、今夏の補強に関する質問を受けると、予てより加入が確実視されていたエスパニョールFWホセルが今週中に加入することを明言。一方で、さらなる補強に関しては現時点でホセルが今夏最後の補強になると主張していたようだ。
これに関してはスペイン『COPE』も、負傷者や想定外の引き抜きが起こらない限り、マドリーが今夏に補強を行う可能性は低いと報じている。
なお、ベンゼマの抜けた穴を埋めるストライカーの補強候補にはパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペ、トッテナムFWハリー・ケイン、チェルシーMFカイ・ハヴァーツの名前が挙がっていた。しかし、前者は2024年までの残留を明言し、後者2人は相手クラブが要求する高額な移籍金要求を受け、マネーゲームからの撤退を決断していた。