フルアムはポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ(27)を簡単には放出しない構えのようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じている。
昨夏にスポルティングCPから2000万ポンド(約36億円)の移籍金でフルアムへと移籍したパリーニャ。プレミアリーグ初挑戦ながら、即中盤のレギュラーに定着し、公式戦40試合に出場。昇格組のチームのプレミアリーグ10位フィニッシュに大きく貢献した。
そんなパリーニャに対しては、イングランド代表MFデクラン・ライスを失う可能性の高いウェストハムなどが関心を示している。しかし、フルアムはパリーニャに対する他クラブからの関心を削ごうと、売却額を9000万ポンド(約163億円)に設定したという。この数字は、ウェストハムが要求しているライスの売却額1億ポンド(約181億円)を参考にしているとのこと。
また、フルアムはパリーニャと2027年6月までの長期契約を結んでいる。これもフルアムが強気に出られる要因の1つとなっているようだ。
一方、パリーニャに関心を示しているクラブが9000万ポンドのオファーを出すことはないと予想されているが、より低い額のオファーを提示して、フルアムを試す可能性はあるとみられている。一般的に、パリーニャの移籍金は5000万ポンド(91億円)ほどという評価のようだ。
なお、パリーニャ獲得を狙っているウェストハムは、アヤックスのメキシコ代表MFエドソン・アルバレス(25)にも興味を示している様子。パリーニャ獲得が失敗に終わった場合は、すでにアルバレス獲得に向け動き出しているドルトムントと争う見込みだ。