ポーランド1部のグールニク・ザブジェは21日、大宮アルディージャからレンタル移籍中のMF奥抜侃志(23)の退団を発表した。
奥抜は、大宮のアカデミー出身で、2018年2月にトップチーム昇格。2022年8月にレンタル移籍でグールニク・ザブジェに加入した。
かつてヴィッセル神戸でプレーした元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキもいる中、初の海外での挑戦となったが、エクストラクラサ(ポーランド1部)で26試合に出場し4ゴールを記録。カップ戦でも4試合に出場していた。
現地の報道では買い取りに向けて大宮と交渉を進めていたとされていたが、正式にクラブから退団が発表。大宮に戻ることとなった。
グールニク・ザブジェは「温かい笑顔だけでなく、ピッチ上での完全なプロフェッショナリズム、スピード、そして勇敢さは、ザブジェで長い間記憶に残るだろう」と奥抜へ感謝のメッセージを送った。
奥抜が戻る大宮は、今シーズンの明治安田生命J2リーグで大苦戦。パフォーマンスが一向に上がらず、最下位に位置。J3降格の可能性があるだけに、奥抜が巻き返しの起爆剤になるのか注目が集まる。