フェネルバフチェは22日、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ(37)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2025年6月30日までの2年間となる。
これまでブンデスリーガやプレミアリーグ、セリエAを渡り歩き、ヴォルフスブルク、ローマ時代には国内リーグ得点王にも輝いたジェコ。
2021年夏からはインテルに移り、今季はアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが軸となる2トップのポジションで、ベルギー代表FWロメル・ルカクと出場機会を分け合いながら、公式戦52試合で14得点5アシストと健在ぶりをアピール。チームのセリエA3位フィニッシュに、コッパ・イタリア連覇、チャンピオンズリーグ(CL)準優勝に大きく貢献した。
しかし、依然として財政面に問題を抱えるクラブにおいて高年俸のベテランストライカーの延長交渉は難航を極め、最終的に破談に終わり今季限りでの退団が決まっていた。
なお、今季のスュペル・リグ(トルコ1部)を2位で終えたフェネルバフチェは、13日にジョルジェ・ジェズス監督の退任を発表。後任にはアダナ・デミルスポルを率いたヴィンチェンツォ・モンテッラ氏の招へいに動いているという。