ニューカッスルはセリエAからのさらなる補強を画策しているようだ。
今シーズンのプレミアリーグを4位で終え、21シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にしたニューカッスル。すでにミランの絶対的な主軸だったイタリア代表MFサンドロ・トナーリ(23)の獲得が目前に迫るなど、移籍市場で早くも存在感を発揮している。
こうした中、移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、ニューカッスルはトナーリ獲得後もセリエAの有力選手を注視し続けるとのことだ。現在はミランのフランス代表DFテオ・エルナンデス(25)と、ユベントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(25)が有力なターゲットになっているという。
テオ・エルナンデスはトナーリと同じくミラン牽引する絶対的な主軸であり、今季も公式戦45試合に出場。チームで副キャプテンも務める同選手にはアトレティコ・マドリーからの関心も囁かれる中、ミランはこれ以上の主力売却を避けるため8000万ユーロ(約125億円)の値札をつけている。
キエーザは昨年1月に左ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負ったが、今シーズン途中に戦列復帰。しかし、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の戦術にフィットしきれず、2025年までとなる契約の延長交渉も停滞していることから、ユベントスは今夏の売却もやぶさかではない模様だ。
キエーザにはアストン・ビラも関心を強め6000万ユーロ(約94億円)の移籍金を準備しているものの、選手本人はCLに出場するクラブへの移籍を求めている模様。こうした理由から、ミランからの徹底抗戦が予想されるテオ・エルナンデスとは異なり、キエーザはニューカッスルが提示する移籍金次第で交渉がまとまる可能性もありそうだ。