アル・ナスルがアトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(32)獲得に乗り出しているようだ。フランス『フットメルカート』が伝えている。
ビッグネームのサウジアラビア行きが相次いでいる今夏。元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(35)、フランス代表MFエンゴロ・カンテ(32)のアル・イテハド移籍が決まったなか、20代中盤の実力者・ポルトガル代表MFルベン・ネヴェス(26)のアル・ヒラル移籍はここまでの最大の驚きとなっている。
他にも噂に上がる選手を挙げればキリがないが、グリーズマンもその1人である模様。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを擁するアル・ナスルが獲得を検討しており、すでにアトレティコおよび選手側と顔を合わせているという。
また、グリーズマンのリリース条項は2500万ユーロ(約39億2000万円)に設定されており、これはアル・ナスルにとって非常に安価なもの。さらに、経営状況が良くないアトレティコにとってグリーズマン売却はかなりの人件費削減となるようだ。
今後の焦点はアル・ナスルがグリーズマン本人を説得できるか否か。グリーズマンはマドリードでの暮らしに不満がなく、以前からキャリアの最後は「メジャーリーグ・サッカーに挑戦したい」と公言している。
なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も「グリーズマンのプランは明確。彼は愛するアトレティコを離れるつもりはない」と主張している。