アタランタが、エラス・ヴェローナのスウェーデン代表DFイサク・ヒエン(24)の獲得に迫っている。
移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、先日に個人間での合意を取り付けていたアタランタはクラブ間での交渉を本格化させたという。
そして、1000~1200万ユーロ(約15億7000万~18億8000万円)とされる公式オファーも掲示。ヴェローナはこれを受け入れており、来週中にも交渉が完了する見込みだ。
ヒエンはブルキナファソ人の父親とスウェーデン人の母親の下、スウェーデンで生まれ育った191cmのセンターバック。ヴァーサルンド、ユールゴーデンと母国クラブでのプレーを経て、昨夏ヴェローナへ完全移籍で加入した。
セリエA初挑戦となった今シーズンは32試合に出場。チームはスペツィアとの残留プレーオフを制して薄氷の1部残留を決める厳しいシーズンを強いられたが、個人としては3バックの一角で持ち味の身体能力を生かしたパワフルな守備で存在感を示した。
また、ヴェローナ加入直後の昨年9月にスウェーデン代表デビューも飾り、ここまで6試合に出場している。
ビルドアップ能力や状況判断、ファウルの多さと言った課題はあるものの、高いインテンシティを求めるジャンピエロ・ガスペリーニ監督が好むタイプのタフな守備者だ。