サウジアラビアの金満クラブの新たな獲得候補に挙がるリヨンの元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット(32)だが、選手本人に中東行きへの興味はないようだ。フランス『RMC Sport』が報じている。
昨夏、アーセナルから古巣に帰還を果たしたラカゼット。すぐさまキャプテンに指名されると、チームは7位フィニッシュでヨーロッパコンペティション出場を逃したものの、個人としてはリーグ・アン35試合の出場で、27ゴール5アシストと圧巻の活躍を見せた。
そして、改めて健在ぶりを発揮したベテランストライカーに対しては、今夏の移籍市場でビッグネームを乱獲するサウジアラビアのいくつかのクラブから関心が示されている。
しかし、『RMC Sport』によると、リヨンでの生活に満足を示すラカゼットは残留の意向を示しており、現段階ではサウジアラビア行きに興味を示していないようだ。
また、リヨンの現オーナーであり、マルチクラブ・オーナーシップでブラジルのボタフォゴ、イングランドのクリスタル・パレスらを共同保有するジョン・テクストル氏は、『Canal do TF』のインタビューでサウジアラビアの乱獲に苛立ちを募らせている。
「サウジはすべてをほしがっている」
「彼らはリヨンのベストプレーヤー、クリスタル・パレスのベストプレーヤー、ボタフォゴのベストプレーヤーと監督をほしがっている。彼らの戦略はすべてを買うことだ」