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ロリス退団希望のトッテナム、エンポリのイタリア代表GKヴィカーリオを獲得

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トッテナムは27日、エンポリのイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオ(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月までの5年間となっている。

移籍金は1900万ユーロ(約29億5000万円)にアドオンが含まれるとのこと。その10%は元所属先のカリアリに支払われることになる。

トッテナムでは長らく守護神を務めた元フランス代表GKウーゴ・ロリス(36)が退団希望を公言しており、後継者探しが急務となっていた。

ウディネーゼでプロキャリアをスタートしたヴィカーリオは、ヴェネツィア、カリアリといったクラブを渡り歩き、2021年夏にエンポリへレンタル加入。すぐさま正GKのポジションを獲得すると、完全移籍に切り替わった今シーズンはセリエA31試合に出場し、7度クリーンシートを記録した。

傑出したアスリート能力に加え、GKとしての基本スキルが非常に高くシュートストップ、ハイボール処理に関してはセリエA屈指だ。足元の技術に関しては、高いビルドアップ能力を求めるポステコグルーの水準に達しているかは微妙だが、近年は積極的に改善に取り組んでおり、大きな伸びしろを残す。

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