浦和は9日、明治安田生命J1リーグ第7節で名古屋と対戦。試合はゴールレスドローに終わった中、サポーターの違反行為が確認された。
様々な違反行為があった中、立ち入り禁止エリアへの侵入行為、横断幕掲出禁止エリアへの横断幕掲出行為の主導者である5名に関して、4月12日以降に開催されるホームゲーム3試合入場禁止(その間のアウェイゲームも入場禁止)となった。
5名については、聞き取りの結果「2023シーズンに豊田スタジアムで行われた名古屋グランパス様のJ1リーグホームゲームにおいて、当該立ち入り禁止エリアでの幕の掲出が許諾され、また当該エリアの観戦席が販売されていたことから、立ち入り禁止エリアとは認識せずに行為に及んだ」と主張していたとのこと。ただ、浦和は「それを禁止する旨は名古屋グランパス様のオフィシャルホームページに明記されており、またホームクラブの定める観戦ルールに違反した事実を鑑みた」とし、3試合の入場禁止としたとのことだ。
また、10試合の入場禁止となる1名は、「暴行行為を行ったことを認めておらず、客観的にその事実を証明し得る情報を確認できていない」とのこと。「当事者間で既に和解が成立しているという事実もございますが、暴行と思しき行為を行うことはその程度がどの様なものであっても決して許容されるものではなく、和解の事実が処分の決定に影響を及ぼすものではない」と判断したとのこと。処分については行為者と同意しているという。
なお、名古屋グが指摘した「事前の申請・許可なくSスタンド2Fの座席への装飾物貼り付け」については、「名古屋グランパス様発表の観戦ルールに明記されておらず、事前の説明も頂戴していなかったことから違反行為とは認識せず、処分の対象といたしません」と説明した。
浦和は声明で「改めまして、名古屋グランパス様、暴力行為の被害に遭われた方を始めとした、関係される全ての方々に心から深くお詫び申し上げます。浦和レッズといたしましては、クラブとしての対応の見直しと、違反行為への適時適切且つ毅然とした対応、そして観戦ルールの周知および遵守徹底により一層努めてまいります」と陳謝した。