マンチェスター・ユナイテッドがチェルシーからイングランド代表MFメイソン・マウント(24)の獲得を決めた。
この夏の補強動向が注目されながら、オーナーの交代問題も足かせとなり、停滞するユナイテッド。チェルシーと2024年までの契約を更新しない意思を示し、移籍を望むマウントとは早い段階から個人合意に達しているが、移籍金額を巡ってクラブ間で綱引きが続き、この6月も終わろうとしている。
ユナイテッドはチェルシーが求める700万ユーロのアドオン込みで総額6500万ポンド(約118億6000万円)を呑む意思がなく、暗礁に乗り上げる状況だったが、欧州の移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、その移籍金額を巡る話し合いに終止符が打たれたという。
その内容はというと、基本移籍金5500万ポンド+アドオン500万ポンドの総額6000万ポンド(約109億5000万円)。選手とは2028年6月までの5年契約で合意に至り、週明けにもメディカルチェックを受ける見通しだ。
チェルシーからオファーを突き返され続け、ターゲットの変更も噂されたが、マウントから手を引かなかったというユナイテッド。その甲斐もあり、マウントが今夏の補強第一号となりそうだ。