リバプールのユルゲン・クロップ監督が来る夏の補強に言及した。イギリス『メトロ』が報じている。
今季を通じてタイトル争いから縁遠い戦いが続くリバプール。今季終了後に血の入れ替えがなされるとの見向きがあり、とりわけ、ナビ・ケイタや、アレックス・オックスレイド=チェンバレンの退団が濃厚視される中盤のテコ入れがもっぱらの噂だ。
そんな中盤のターゲットにドルトムントのジュード・ベリンガムが長らく挙がったが、カタール・ワールドカップ(W杯)での躍動ぶりもあって、高騰化する移籍金額に尻込みして撤退。クロップ監督はその報道を問われると、こう返している。
「どうして理論的に手に入れられないものを常に語り合うのか。私は理解できない。夏に6選手も獲得できるわけではないし、その全員が1億ポンドというのもだ。誰もがわかりきっていると言うだろうがね」
「できることを自覚した上で仕事をしないと。いかほどかの予算を使って仕事をやるんだ。それこそが求められる仕事だ」
「我々は子供じゃない。クリスマスに5歳児に何が欲しいかを聞いて、フェラーリが欲しいとせがまれたら、『良いね』とは言えないだろう。『高すぎるし、運転もできない』と言うはずだ」
「それと一緒さ。その子がフェラーリを手にできないからといって、ずっと不幸だとしたら、それは本当に悲しい人生だ。何ができるかを見極め、それに則って仕事をする。それ以外に言うことはない」
「私はそうやって仕事をしてきた。私が望むもの、我々が望むものなら、何だって手にするために力を尽くす。だが、無理なものもある。となれば、身を引いて、違うことをするんだ」
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