セルクル・ブルージュの日本代表FW上田綺世(24)がオランダ王者のフェイエノールトと合意に達したようだ。オランダ『1908.nl』が報じた。
鹿島アントラーズから2022年夏にセルクル・ブルージュへ完全移籍した上田。自身初の海外挑戦となった中、加入当初はフィットに時間を要して良さを出せなかったものの、初ゴールを決めてからは覚醒。チームはプレーオフにも進出し、上田は22ゴールを記録。ジュピラー・プロ・リーグの得点ランキングで2位につける活躍を見せた。
その上田には今夏多くの関心が寄せられ、モナコ、スポルティングCP、RCランスなどが浮上。そしてオランダからも関心が寄せられていた。
最も関心を強めていたのは、2022-23シーズンのエールディビジを制したフェイエノールト。かつてMF小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)やFW宮市亮(横浜F・マリノス)もプレーしたクラブだ。
ストライカー補強を望むフェイエノールトは、上田に強い関心を寄せていた中、複数年契約で大筋合意したとのこと。残すはクラブ間の合意だという。
ただ、フェイエノールトが提示した金額は低すぎており、セルクル・ブルージュも移籍を容認しながらも、2026年夏まで契約を残すエースとなった上田を安売りする気はない状況。両クラブの開きはかなりあるとされている。
また、プレミアリーグやラ・リーガ、そしてMLSのクラブなども関心を寄せており、まだまだ争いは続くようだ。
フェイエノールトは今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)にも出場するクラブ。大きな経験を得られることになるが、クラブ間で合意に至るのか注目が集まる。
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