現在ジャパンツアー中のパリ・サンジェルマン(PSG)だが、バルセロナのフランス代表FWウスマーヌ・デンベレ(26)の獲得に向けてオファーを出したようだ。『ESPN』が伝えた。
予てからデンベレへの興味を持っているとされてきたPSG。攻撃的なポジションの選手補強を目指す中で、改めてデンベレに関心を寄せているという。
『ESPN』によれば、すでにデンベレとは5年契約で合意しているとのこと。デンベレばチャビ・エルナンデス監督の下で契約延長も示唆していただけに、事実であれば驚きの話となる。
バルセロナはデンベレに対して契約解除条項として5000万ユーロ(約78億円)を設定しているが、それは7月31日が有効期限。その後は、1億ユーロ(約156億円)が上限となる。
契約延長か、母国への移籍か。選択を迫られるデンベレだが、詳細を詰める必要はあるものの、デンベレの代理人であるムサ・シソコ氏とPSGのスポーツアドバイザーを務めるルイス・カンポス氏との交渉は前向きに進んでいるようだ。
バルセロナとしても難しい判断が迫られ、チャビ監督はデンベレを戦力として重要視しているものの、しばらく続いている重度の財政難の解決に繋がることも魅力と感じている。いずれにせよ、デンベレが移籍に同意し、契約解除金が支払われれば確定する案件だ。
退団の可能性もあるフランス代表FWキリアン・ムバッペはアル・ヒラルからのオファーを拒否。今夏の退団は継続して否定しているものの、依然としてレアル・マドリーへの移籍は可能性を残している状況。新たな攻撃の選手を手にしておきたいのは当然と言える。
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