ジャパンツアーの第3戦に臨んだPSGは昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準優勝チームと対戦。7月25日のアル・ナスル戦はゴールレスドロー、7月28日に行われたセレッソ大阪戦は2-3で敗れているだけに、勝利して日本を離れたいところ。C大阪戦でベンチスタートだったソレールやファビアン・ルイスが、マルキーニョスらと共にスタメンで起用された。
対するインテルは7月27日にアル・ナスルと対戦。新戦力フラッテージの同点ゴールにより、1-1のドローで終えていた。今回は新加入のマルクス・テュラムが先発出場し、ラウタロ・マルティネスと2トップを組んだ。
PSGはマルコ・アセンシオが最前線、ソレールとヴィティーニャを両ウイングに配置する[4-3-3]の布陣で臨んだ。8分には、そのアセンシオが左からのクロスにボックス内で合わせたが、GKスタンコビッチのセーブに遭った。
一方のインテルは普段通りの[3-5-2]でコンパクトな守備を見せる。しかし、ボールを保持して隙を伺うPSGが14分に決定機を作る。ソレールが左ポケットに走り込むと、ウガルテが浮き球のパスを供給。ソレールの折り返しにアセンシオが合わせたが、このシュートは右ポストに跳ね返された。
前半の終盤はインテルペースで試合が進んだ。前半アディショナルタイムにもラウタロが左足でシュートを打っていったが大きく右へ外れ、0-0でハーフタイムを迎えた。
両チーム共に選手交代なしで迎えた後半、緊張感の漂う展開が続く。そんな中、先に動いたのはインテル。55分、フラッテージやクアドラードといった選手を投入し、変化を加えた。
PSGはヴィティーニャが積極的にゴールを狙う。57分のシュートはわずかに左へ外れたが、63分には先制点をゲット。敵陣中央でパスを受けるとゴールの方へ向き、思い切って右足を振り抜く。ゴール左上隅に見事なミドルシュートが決まった。
79分にはインテルのクアドラードが会場を沸かせる。右サイドで相手DFと対峙すると、ボディフェイントでかわしてニアサイドへシュート。ここはGKドンナルンマがなんとか掻き出した。
選手交代により勢いを増したインテルは81分に追いつく。素早く攻め上がると、フラッテージからのパスを右ポケットで受けたエスポージトが落ち着いてゴール左にシュートを流し込んだ。
さらに83分、ホアキン・コレアが右サイドでボールを持つと、右ポケットに走り込んだフラッテージへパスが通り、フラッテージはダイレクトで中央へ折り返す。逆サイドから走り込んだセンシが押し込み、インテルが瞬く間に逆転に成功した。
後半アディショナルタイムにはFKからヴィティーニャがゴールを狙ったが右上へ外れ、PSGは同点ゴールを奪うことができず。フラッテージの2アシストの活躍もあったインテルが、逆転勝利で試合を終えた。
パリ・サンジェルマン 1-2 インテル
【PSG】
ヴィティーニャ(後18)
【インテル】
エスポージト(後36)
センシ(後38)