ストライカー獲得に動いているバイエルンだが、トッテナムに2度目のオファーを拒否され、3度目のオファーは大幅な改善が必要となっている。
昨夏、大きな得点源だったポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスがバルセロナへと移籍。リバプールからセネガル代表FWサディオ・マネを獲得するも、レヴァンドフスキのような得点力は見せられず、チームは苦戦。なんとかブンデスリーガは制したものの、チームは更なる強化を求めている。
今夏の移籍市場ではストライカー獲得が急務となっていた中、ジャパンツアーでもその不安要素が露呈。カメルーン代表FWエリック・マキシム・チュポ=モティングがケガの影響で来日しなかったこともあるが、トップで起用された18歳FWマティス・テルは多くのチャンスを得ながらも決定力に欠けるプレーをみせ、新シーズンに向けて不安が募る事態となった。
加えて、1日にマネがアル・ナスルへと完全移籍。1年で別れることとなり、ストライカー補強は必須という状況だ。
その中でターゲットにしているのがトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン(30)。これまで2度のオファーを出し、クラブの幹部がロンドンを訪れるなど熱心さを見せてきた。
7月31日には、8500万ポンド(約155億4000万円)を2度目のオファーとして提示するもトッテナムが拒否したこともあり、ダニエル・レヴィ会長と会談をするためにロンドンに向かっていた。
バイエルンは合意に近づけると感じているようだが、まだまだ開きがあるのが事実。トッテナムは、ケインに1億ポンド(約182億8000万円)の値段をつけたようだ。
バイエルンとしては9000万ポンド(約164億5000万円)で決着をつけたいと考えているものの、1億ポンドを譲ることはないとのこと。市場は残り1カ月あるだけに、開幕には間に合わない可能性も出てきた。
ケインはプレミアリーグの得点王に3度輝くなど、多くの実績を残してきた一方で、クラブとしてのタイトルには何1つ恵まれていない状況。クラブとしてのタイトルを獲得し、チャンピオンズリーグ(CL)でも戦えるバイエルン行きを熱望しているという。
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