アヤックスがマンチェスター・シティの逸材確保に成功したようだ。『ESPN』が報じている。
国内外の若手タレントの発掘に余念がないオランダの名門が獲得に動いているのは、マンチェスター・シティのU-21チームに在籍するU-19ポルトガル代表FWカルロス・ボルジェス(19)。
ギニアビサウにルーツを持つ169cmの左利きドリブラーは、2014年夏にスポルティングCPの下部組織からシティのアカデミーに加入。加入直後からその才能を遺憾なく発揮し、各年代のチームで活躍。昨シーズンはプレミアリーグ2での21ゴール11アシストを含め、公式戦33試合29ゴール18アシストと圧巻の活躍を披露した。ただ、これまでファーストチームでの出場機会はない。
右サイドでもプレー可能だが、主戦場は左ウイング。傑出した身体能力を生かしたドリブル突破を最大の特長としており、緩急自在の仕掛けで対峙するDFを抜き去り、正確な左足のクロスからのチャンスメークを得意としている。また、縦への突破だけでなく内側に切り込んでいく仕掛けもレパートリーに持っており、守備者にとって対応しづらいドリブラーだ。
今夏の移籍市場では一時ウェストハム行きが決定的とみられていたが、ここに来て交渉が停滞。この隙を突いたアヤックスが素早く交渉をまとめ上げ、幾つかのアドオンを含めた総額2000万ユーロ(約31億4000万円)の移籍金でクラブ間合意に至ったという。
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