現地時間2日、チェルシーはアメリカのシカゴにあるソルジャー・フィールドでドルトムントと最後のプレシーズンマッチを戦った。
来週末に開幕するプレミアリーグ。チェルシーは予定されているプレシーズンツアーを締め括るドルトムント戦を戦ったが、決め手に欠いてしまう展開となると、ドルトムントに先制を許すことに。それでも、最終盤にメイソン・バーストウがネットを揺らし、1-1の引き分けに終わった。
チーム作りの最中である中で、勝利こそなかったが、プレシーズンマッチは無敗で終えることに。問題は試合結果ではなく、選手のケガにあった。
この試合では今夏加入したエンクンクが左ウイングで先発出場。9分にはエンクンクのパスを起点に、最後はニコラス・ジャクソンがシュートを打つが、相手にブロックされてしまった。
試合後、ポチェッティーノ監督はエンクンクの状態について言及。「ドクターが彼のチェックをしているところだ」と語り、「彼には得点のチャンスもあったが、ヒザに何かを感じているようだった」と、違和感を覚えての交代だったとした。
開幕が迫る中での負傷だが、詳しい状態は不明。重傷でないことを願うとした。
「大きな問題ではなく、彼がチームに素早く戻れることを願っている。彼の状態を評価するには数日が必要であり、ロンドンに戻るまでに知るのは難しいだろう」
また、ポチェッティーノ監督は、ピッチの状態についても言及。ソルジャー・フィールドはかつてはMLS(メジャーリーグ・サッカー)のシカゴ・ファイアーも本拠地として使っていたが、現在はNFLのシカゴ・ベアーズが使用。普段はアメリカン・フットボールのグラウンドとして使われている。
エンクンクの負傷には、その影響も少しあると感じているようだが、それはアメリカにツアーに来る以上は仕方のないことだと見解を語った。
「ピッチは別のスポーツで使用されているものであり、完璧ではない。それがツアーのリスクになることもあるので、我々は常にある程度のリスクを負っている」
「状況的には少し不運だったと思うが、ピッチに文句を言うことはできないし、彼がケガを負った理由をピッチのせいにすることはできない。我々にとっては不運だった」