イタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティ(30)がパリ・サンジェルマン(PSG)に残留する見通しのようだ。フランス『レキップ』が伝えている。
PSGの最古参であるヴェッラッティ。2012年夏に19歳で加入後、クラブ通算416試合に出場するなど中心選手として長年チームを支えてきたが、昨シーズンは低調なパフォーマンスが槍玉に挙げられることも多く、昨年末に契約を2026年6月まで延長したにもかかわらず、今夏の退団が噂されていた。
そのヴェッラッティには、今夏の移籍市場で躍動しているサウジアラビアのアル・アハリとアル・ヒラルからオファーが。しかし、両クラブともPSGが要求する7000万ユーロ(約109億4000万円)には応じず、3000万ユーロ(約46億9000万円)程度のオファーしか出ていない状況だ。
ヴェッラッティはジャパンツアーでは2試合に途中出場し、インテル戦は欠場。全北現代モータース戦は60分の出場と多くの時間はプレーしていない。
ルイス・エンリケ監督との確執も報じられたが、監督はシステムにフィットすること以上にコンディション、とりわけ体重を元に戻して欲しいと考えているとのこと。その能力は評価は十分しているだけに、コンディション次第といったところだろう。
加えて、ユーロまで1年、ワールドカップ(W杯)まで3年という状況。2大会連続でW杯出場を逃しているだけに、そこまではヨーロッパの高いレベルでプレーを続けたいと考えているとのこと。そのため、サウジアラビアへ行くことは考慮しながらも、本気では望んでおらず、様子を見守っている状況とのことで、12年目のシーズンをパリで迎えることになりそうだ。
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