またしてもアルゼンチンのGKがPK戦での対応で注目を集めている。
【動画】その出来は?グスマンが仕込んでいたパントマイムと手品2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)の決勝では、アルゼンチン代表のGKエミリアーノ・マルティネスがフランス代表のキッカーに様々な方法でプレッシャーをかけた末にアルゼンチンがPK戦に勝利。その後のルール改正では、国際サッカー評議会(IFAB)が競技規則に「GKはキッカーを不当に惑わせてはいけない」という内容を追加していた。
そして、今回注目を集めたのはリーガMXのUANLティグレスに在籍する元アルゼンチン代表GKナウエル・グスマンだ。
ティグレスは5日に行われたリーグズカップ1回戦でGK高丘陽平が所属するバンクーバー・ホワイトキャップスと対戦すると、試合はPK戦へと突入。そのPK戦に向けてグスマンが仕込んでいた。
まずは2人目の場面で、相手のキックのタイミングでパントマイムを披露。ライン上で奇妙な動きを見せるが、ここは相手の冷静さが上回り決められてしまう。ただ、2人目で実行するあたりグスマンの策士ぶりがうかがえる。
そして、グスマンの仕込みはこれだけではなかった。4人目の場面では口から紐を出す手品まで披露。さすがに主審からイエローカードが提示されることとなったが、キッカーの動揺を誘ったのかグスマンはPKをセーブ。このストップがPK戦で唯一のセーブとなり、5-3でティグレスが勝利を収めた。
リーグズカップの公式サイトによると、以前からこうした狡猾なテクニックを使うグスマンは、ルール改正後に新たな技を披露すると予告しており、バンクーバー戦でPK戦に突入たことで、初披露となったようだ。
ルール改正により各選手の技術がより重要になっているPKだが、今回のグスマンのようにイエローカード上等で相手を揺さぶるGKも現れてくるかもしれない。
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