国際サッカー連盟(FIFA)は17日、U-20ワールドカップ(W杯)の開催国がアルゼンチンに決定したことを発表した。
元々、インドネシアで開催予定だったU-20W杯だが、ヨーロッパ予選を突破したイスラエル代表に対するインドネシア内での反イスラエル感情が影響して、FIFAが先月29日に開催白紙を発表。
新型コロナウイルスの世界的な流行による2021年の延期から、ようやく開催に漕ぎつけそうなタイミングでよもやの招致国変更となったが、すぐにアルゼンチンサッカー協会(AFA)が立候補を表明していた。
FIFA代表団は先週に現地に赴き、提案された大会会場とそれに関連するインフラを視察を実施。その後、ホスト国および地元当局の関連書類とともに、AFAによる開催契約書への署名が行われた。
アルゼンチンでの開催決定に際して、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、公式サイトで以下のようにコメントしている。
「FIFAは、今年のFIFA U-20ワールドカップがアルゼンチンで開催されることを発表し、ワールドカップチャンピオンの国が、明日のサッカー界のスーパースターを迎える機会を与えてくれることを嬉しく思っている」
「この素晴らしいイベントを急遽開催することになったAFA、特にクラウディオ・タピア会長、そして政府当局の尽力に感謝したい」
「U-20ワールドカップは、FIFAが推進するユースサッカーの普及活動において重要な役割を担っています。1977年以来、この大会にはディエゴ・マラドーナ、リオネル・メッシ、ポール・ポグバ、アーリング・ハーランドなど、過去数十年の偉大な選手たちが参加しています。今年の大会がサッカーを愛する国で開催されることは、明日のスター選手たちにとって大きな刺激となるでしょう」
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