フランクフルトが、トゥールーズに所属するアルジェリア代表MFファレス・チャイビ(20)の獲得へ個人間で口頭合意に至っているようだ。フランス『フット・メルカート』が報じている。
トゥールーズの下部組織からトップチームに昇格したチャイビは、トップ下や左ウイングを主戦場とするアタッカー。
昨シーズンはトゥールーズBが主戦場でチームのリーグ・ドゥ優勝に貢献できなかったが、今シーズンはリーグ・アン開幕戦のニース戦でトップチームデビューを飾ると、ここまで公式戦33試合に出場し、8ゴール6アシストを記録。クープ・ドゥ・フランスでは直近3試合連続ゴールを記録し、クラブ史上初の決勝進出に大きく貢献している。
すでにアルジェリア代表として2キャップを刻む逸材アタッカーは、緩急と足元のテクニックを生かした個での打開力に加えて、右足の正確なキックを武器にフィニッシュ、チャンスメークの両方で貢献できる万能型。過去にはセビージャやアーセナルからの関心も伝えられている。
『フット・メルカート』はその20歳MFに関して、フランクフルトが個人的な条件面において口頭合意に至ったと主張。ただ、トゥールーズはクラブ間の交渉において強気な姿勢を見せているようで、決して潤沢な資金を持っているとは言えない昨季EL王者は、タフな交渉を強いられる可能性が高いという。
そのため、フランクフルトはチャイビの交渉と並行して、バーゼルのスイス代表MFゼキ・アムドゥニ(22)ら数人の候補との交渉も進めていくとのことだ。
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