ローマは18日、リナ・ソウルコウ氏(40)を新たな最高経営責任者(CEO)兼ゼネラルマネージャーに任命したことを発表した。
ローマは前日に前CEOであるピエトロ・ベラルディ氏の契約解除を発表。同氏は2021年10月にローマのCEOに就任したが、今月に入りラツィオと共にキャピタルゲインを高めるため、クラブが人為的に移籍金を水増ししているとの疑惑が持ち上がり、調査がスタート。7名の調査対象者のうちの1人とされていた。
これを受け、ベラルディ氏の即時契約解除を決断したローマは、後任として前オリンピアコスのCEOであるソウルコウ女史の招へいを発表した。
ソウルコウ氏はスポーツ法を専門に法律を学んだ後、フットボール界でのキャリアをスタート。これまで15年以上に渡って同業界でキャリアを積んできた中、2018年から2022年6月までギリシャ屈指の名門オリンピアコスのCEOを務めた。さらに、同氏は2019年から欧州クラブ協会(ECA)の執行委員会のメンバーに任命され、現在もその役職に就いている。
ソウルコウ氏はイタリア屈指の名門の新CEO就任に際して、以下のコメントを残している。
「私にこのような機会を与えてくれたフリードキン・ファミリーに感謝の意を表したいです。私は、オーナーシップを鼓舞する精神と野心を理解する機会があり、ASローマを待ち受ける挑戦を共有する可能性があることを光栄に思っています」
「この歴史あるクラブに参加できることに興奮し、国際的なフットボール界で得た経験を、クラブ、監督、そしてすべての従業員に提供できることを楽しみにしています」
また、急転直下のCEO交代劇を決断したオーナーのダン・フリードキン氏、ライアン・フリードキン氏は連名で新CEOへの期待を語っている。
「リナはフットボールとビジネスの両分野において経験豊富で、尊敬され、信頼されているリーダーであり、彼女をASローマファミリーに迎えることを嬉しく思います」
「私たちは彼女と密接に協力し、ジャッロロッシのファンと街の両方にふさわしい、最高レベルのクラブを作り続けるつもりです」
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