表紙では、1人の選手が黒のバケットハットを目深にかぶり、オープンカラーのシャツと豪華なアクセサリーを着用。左手は帽子に添えられており、誰かを判別するのは至難の業だ。
イギリス『サン』も、「その正体を見分けるのは至難の業です」と揶揄。その選手の正体について次のように説明している。
「表紙の彼は、『VOGUE』で2022年のワールドカップ(W杯)でのパフォーマンスについて話している。また、2020年にプレミアリーグへの移籍を実現する前に、オランダのビッグクラブに在籍していた時期についても触れている」
どうやらカタールW杯に出場していた、エールディビジ出身のプレミアリーグの選手ということだが、素直にオランダ代表の選手なのだろうか。
さらにこの選手について、「このアタッカーは3500万ポンド(約58億円)の移籍金で契約を完了し、その後多くのトロフィーを獲得している。その中には、チャンピオンズリーグ、uefaスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップが含まれている」としており、ビッグクラブに所属しているようだ。
ただ、「だが、プレミアリーグでは60試合に出場して6ゴールに過ぎず、レギュラー争いに苦戦を強いられてきた」と伝えており、所属チームでは絶対的な主力ではないようだ。
そして、「クラブでの成績にもかかわらず、モロッコ代表としてカタールW杯に出場することは変わらなかった」と大ヒント。「その選手とは、もちろんチェルシーに所属する元アヤックスのスター、ハキム・ツィエクだ」と種明かししている。
ツィエクを擁したモロッコ代表はカタールW杯でベスト4と躍進。大きな盛り上がりを見せていたが、ツィエクは『VOGUE』で悔しさを露わにしている。
「ベスト4まで行ったんだ。あと一歩のところまで行ったのに、決勝に進めなかった。悲しみとまではいかないが、悔しさは大きい。外の世界ではみんなとても喜んでいたでも、ピッチにいるときは勝つという一点に尽きる。そして、我々はそれができなかった」