前節、バスク・ダービーで敗戦した4位ソシエダ(勝ち点51)が、前節9試合ぶりに勝利した8位のラージョ(勝ち点40)をホームに迎えた一戦。久保は5試合ぶりにベンチスタートとなった。
試合は序盤からソシエダが主導権を握ると12分、相手ボックス内で素早い攻守の切り替えを見せたシルバがフラン・ガルシアからインターセプトを狙うと、こぼれ球を拾ったオヤルサバルがボックス右からシュートをゴール左に流し込んだ。
このゴールでソシエダの先制かと思われたが、オンフィールドレビューの末にフラン・ガルシアを倒したシルバのファウルを取られ、ゴールは取り消された。
先制のチャンスを逃したソシエダは、22分にもメリーノのパスでボックス左に抜け出したセルロートの折り返しからシルバがチャンスを迎えたが、シュートはわずかにゴール右に外れた。
ハーフタイムにかけてもポゼッションでラージョを上回るソシエダだったが、なかなかフィニッシュまで持ち込めず、前半はゴールレスで終了した。
迎えた後半も膠着状態が続く中、ソシエダは56分にミスから先制を許す。スビメンディのサイドチェンジを最終ラインで受けたパチェコがイシにインターセプトを許すと、そのままボックス内までドリブルで持ち上がったがイシがシュートをゴール右に突き刺した。
先制を許したソシエダだったが、すぐに試合を振り出しに戻す。59分、左サイド深くで粘ったシルバのバックパスを受けたムニョスがダイレクトクロスを供給すると、セルロートがヘディングシュートをたたき込んだ。
追いついたソシエダは、62分にバレネチェア、オヤルサバル、メリーノを下げて久保、チョ、イジャラメンディを投入。さらに81分にセルロートを下げてカルロス・フェルナンデスをピッチに送り出すと直後にスコアが動く。
バイタルエリア左で受けたムニョスがピンポイントクロスを供給すると、これをカルロス・フェルナンデスがヘディングシュート。競り合ったルジューヌに当たったボールはそのままゴールに吸い込まれた。
結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。ソシエダが今季リーグ戦初の逆転勝利で4位を死守している。