リーグ戦3連勝中の4位ローマ(勝ち点56)が、リーグ戦2試合勝利のない7位アタランタ(勝ち点49)のホームに乗り込んだ一戦。
ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグのフェイエノールト戦を延長戦の末に制したローマは、その試合から先発を5人変更。ベロッティやマティッチ、スモーリングらに代えてイブラハムやソルバッケン、イバニェスらを先発で起用した。
互いに前からプレスを掛け合うアグレッシブな入りとなったため、序盤は中盤でボールが行ったり、来たりする状況が続いた。そんな中、先にスコアを動かしたのはホームのアタランタだった。
39分、敵陣でのボールを奪ったスカルヴィーニがボックス内へパスを送ると、これを受けたD・サパタがボックス左深くまで切り込みクロス。これをパシャリッチが左足ボレーでゴールに叩き込んだ。
1-0で迎えた後半も膠着状態が続くと、ローマは64分にザレフスキ、ボーヴェ、ソルバッケン、G・マンチーニを下げてマティッチ、ディバラ、エル・シャーラウィ、スピナッツォーラを投入する4枚替えを敢行。
しかし、再びスコアを動かしたのはアタランタだった。74分、コープマイネルスの左CKをパロミーノがヘディングシュート。これはGKパトリシオに弾かれたが、こぼれ球に反応したトロイがダイレクトシュートで狙うと、クリアしようとしたD・ジョレンテに当たったボールがゴールに吸い込まれた。
追加点を許したローマは、81分にエイブラハムを下げてベロッティを投入。すると83分、センターラインでパスを受けたチェリクがワンタッチで前線に送るとベロッティの落としを受けたペッレグリーニがペナルティアーク内まで切り込み、シュートをゴール右隅に流し込んだ。
1点を返されたアタランタだったが、直後の84分に再びリードを広げる。右サイドを持ち上がったザッパコスタがDFの裏のスペースへロングパスを供給。これは飛び出したGKにキャッチされるかと思われたが、GKパトリシオがこのボールをファンブル。最後は浮き球をコープマイネルスがハーフボレーでゴールに叩き込んだ。
その後、ローマは86分にペッレグリーニが右ポスト直撃のFKを放つなど、反撃に転じたがゴールネットを揺らすことができず。試合は3-1でタイムアップ。
守護神のミスなどで3失点のローマがリーグ戦3試合ぶりの黒星で、トップ4争いを繰り広げる5位ミランに勝ち点で並ばれた。一方、3試合ぶりの白星を飾ったアタランタは、熾烈なトップ4争いを繰り広げる上位を追走している。