モナコのフィリップ・クレメント監督(49)は、来シーズンもチームを率いることになるようだ。フランス『RMC Sport』が報じている。
ヘンクとクラブ・ブルージュで3シーズン連続でのジュピラー・プロ・リーグ制覇を果たしたベルギー屈指の名将は、2022年1月にニコ・コバチ前監督の後任としてモナコの新指揮官に就任。ここまで公式戦67試合を指揮し、36勝14分け17敗の戦績を残している。
途中就任となった1年目は苦境のチームをリーグ・アン3位フィニッシュに導く手腕を発揮した一方、今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)予選敗退に、ヨーロッパリーグでも敗退。また、リーグ戦でもCL出場圏内のRCランスと5ポイント差の4位に甘んじている。
現行契約は2024年まで残っているものの、自身を招へいしたスポーツディレクター(SD)のポール・ミッチェル氏が退任の意向を発表したことで、去就は不透明と思われた。
しかし、『RMC Sport』によると、クラブは今季カップ戦敗退を失態と評価しながらも、残り試合で深刻な不振に陥らない限り、クレメント監督の続投を支持しているという。
また、クレメント監督はミッチェル氏と共に新SDの選定作業にも関わっており、続投は既定路線のようだ。
クレメント監督の下で思うように出場機会を得られずにいる日本代表FW南野拓実は、今後のアピールによってポジションを奪取するか、今夏の移籍といういずれかの選択肢を検討することになりそうだ。