元スペイン代表FWのフェルナンド・トーレス氏(39)が、来シーズンからアトレティコ・マドリーのリザーブチームを率いることになるようだ。スペイン『カデナ・コーペ』が報じている。
トーレス氏は2021年からアトレティコのフベニールA(U-19に相当)を指揮。すでにトップチームで活躍するMFパブロ・バリオスや、国内で同年代屈指のアタッカーと評されるFWアドリアン・ニーニョやFWアブデ・ライハニを指導し、昨季はUEFAユースリーグでベスト4進出、今季はベスト8進出と確かな手腕を発揮してきた。
『カデナ・コーペ』によると、アトレティコではセグンダ・フェデレーション(スペイン4部)に属するアトレティコBを率いるルイス・テベネ監督が来シーズンからディエゴ・シメオネ監督率いるトップチームのコーチングスタッフに入閣予定だという。
そして、テベネ監督の後任としてトーレス氏の内部昇格が決定的となったようだ。
アトレティコのカンテラ出身のトーレス氏は、2001年7月にトップチームへ昇格。その後、リバプール、チェルシー、ミランでのプレーを経て、2018年7月にサガン鳥栖へと完全移籍。
Jリーグでも人気を誇ったトーレス氏は、2019シーズン途中に現役引退を発表。Jリーグでは35試合に出場し5ゴール2アシストを記録。引退後は、スペインへ帰国し、指導者ライセンスを取得するため、古巣であるアトレティコのリザーブチームでインターンとして学んでいた。