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初瀬のFK弾もあり首位神戸が完勝!湘南はゴール遠く4戦未勝利に【明治安田J1第10節】

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明治安田生命J1リーグ第10節、ヴィッセル神戸vs湘南ベルマーレが29日にノエビアスタジアム神戸で行われ、ホームの神戸が2-0で勝利した。

前節横浜F・マリノスに逆転負けを喫した首位神戸。その試合から齊藤、本多、井出に代わって、大崎、トゥーレル、佐々木が先発に入り、大迫と武藤が2トップを組む[4-4-2]を敷いてた。なお、湘南からレンタルで加入中の齊藤は、契約の関係によりメンバー外となった。

一方、前節名古屋グランパスと引き分けてリーグ戦3試合連続ドローとなった湘南は、先発を4枚入れ替え。奥野、中野、タリク、阿部に代わり、永木、山田、畑、鈴木章が先発に入る[3-1-4-2]を採用した。

ハイプレスが強みのチーム同士による対戦は、序盤からお互いに球際の強さを発揮する互角の展開に。12分には左サイドを抜け出した汰木がこの試合最初のシュートを放ったが、GKソン・ボムグンが好セーブで防いだ。

14分には神戸が高い位置でボールを奪うも、大迫が狙ったシュートは枠外に。一方で、15分には町野が強烈なミドルシュートでゴールを脅かすなど、湘南も負けずにチャンスを作る。

拮抗した展開が続く中で21分、先制したのは神戸。ボックス前やや右でFKを獲得すると、キッカーを務めた初瀬が見事なシュートをゴールに叩き込んだ。続く26分には大迫のポストプレーから抜け出した武藤がゴールを狙うなど、徐々に神戸が得意な形を作り出していく。

先制点を奪われた湘南は後方からのビルドアップを試みるも、神戸のハイプレスと集中した守備を前にチャンスを創出できず。41分には武藤のスルーパスに中央を抜け出した汰木がゴールを狙う一幕もあり、神戸優勢のまま前半を終えた。

後半も47分にCKからトゥーレルがヘディングシュートを放つなど、神戸が先にチャンスを作る展開に。48分にはロングボールに抜け出した大迫が1対1の局面を迎えたが、GKソン・ボムグンが立ちはだかった。

早い時間帯に追いつきたい湘南は、52分に町野がボックス手前からミドルシュートを放ったが、GK前川が好セーブ。その後もセットプレーや町野のポストプレーを起点とした攻撃で神戸ゴールを脅かしたが、ゴールネットを揺らすまでには至らない。

湘南は、67分には阿部がフリーの状態でボックス内中央からヘディングシュートを放つも、枠内を捉えられず。足が止まり始めた神戸に対してチャンスを作り続けながらも、あと一歩及ばない時間帯が続く。

防戦の続いた神戸だが、80分に右サイドの武藤からの素早いスローインを受けた大迫が、しぶといボールキープからボックス内に進入。走り込んだ山口へラストパスを送ると、ワンタッチシュートを冷静に流し込み追加点を挙げた。

大きな2点目を手にした神戸は選手交代などで確実に時間を稼ぎ、その後はチャンスを作らせないまま2-0でタイムアップ。首位キープに成功するだけでなく、終盤には負傷長期離脱していた飯野が復帰するなど、実りの多い白星となった。一方の湘南は多くのチャンスを作りながらもゴールが遠く、リーグ戦4試合未勝利となっている。

ヴィッセル神戸2-0 湘南ベルマーレ
【神戸】
初瀬亮(前21)
山口蛍(後35)

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