アーセナルのミケル・アルテタ監督は2日に行われるプレミアリーグ第34節チェルシー戦を前にして、フランス代表DFウィリアム・サリバの出場可否について言及した。イギリス『フットボール・ロンドン』が報じている。
19年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指して首位を走ってきた今季のアーセナルだが、3月16日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のスポルティングCP戦でサリバと日本代表DF冨安健洋が負傷。以来最終ラインの層は薄くなり、ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスの相方は控えのDFロブ・ホールディングが務めている。守備の安定感が減ったこのチームはリーグ戦直近4試合未勝利と苦戦を強いられている。
26日に行われたマンチェスター・シティとの天王山を1-4で落としたアーセナルはいよいよ首位から陥落し、再逆転を目指すならリーグ戦残り5試合を全勝することが望まれる状況となった。次の対戦相手であるチェルシーは不調に陥っているが、豊富な前線のタレントに対抗するためにもサリバには戻ってきてほしいところ。しかし、アルテタ監督は彼がまだ出場できないことを明かしている。
「彼(サリバ)は明日の試合には関与しない」
「自分たちがどのような状態にあるかを見極めるには、次の試合まで待たなければならないだろう」
アーセナルにとってチェルシー戦以上の鬼門となりそうなのは、7日に行われる3位ニューカッスル戦。せめてこの試合に間に合えばアーセナルの逆転優勝の可能性はもう少し高くなりそうだが、サリバの回復具合はいかに。