モンツァがリーグ戦6試合を残してセリエA残留が決めた。
今シーズンここまで12勝8分け12敗で10位につけるモンツァは、4月28日にアウェイで行われたセリエA第32節でスペツィアと対戦。MFチュリッアとDFカルロス・アウグストのゴールで勝利したチームは、6試合を残してセリエA残留を決めた。
クラブの公式発表によれば、20チーム制になった2004-05シーズン以来、6試合を残して降格を免れた昇格組は他にいないという。
シルヴィオ・ベルルスコーニ会長が指揮官を務めた5年前まではセリエC(イタリア3部)に所属していたことを考えると、彼らの残留は非常に素晴らしい結果と言える。
しかし、セリエAの残留にはそれなりのコストが必要で、今シーズンを通してモンツァは人件費に約4570万ユーロ(約68億9000万円)を出資。その主な要因としては、シーズン開始時に交渉された多くの契約における購入義務条項が挙げられる。
また、セリエA残留を決めたモンツァは、スタッフおよび選手に600万ユーロ(約9億円)以上のボーナスを支払う必要があるとのことだ。